出願・受験・発表

2014年04月14日

というわけで、娘は
3日校も受けたいといい、
国立校を受験しました。

倍率こそ昔のように
数十倍ではありませんが、
やはりそこはいろいろな意味で
人気・実力を兼ね備えた学校です。

必要合格点は8割とも9割とも言われることも。


明けて3日、試験を受け、その後の
面接を終えて出てきた娘。

今までの試験で一番けろっとした顔で
出てきました。

結果を聞くと
「できたと思う。」

算数は?
「一日校よりずっと易しかった。」
・・・まぁそりゃそうでしょうね。

面接はどうだったの?
「べつになんとも困らなかった。
ただ一緒の組に、聞かれもしないのに突然、
”私は◯◯中に入りたいです!
よろしくお願いします!”、とか、
言い出す子がいてびっくりした。」

なんだか、この数日で、ますます
図太くなってきたような気がします。

明けて5日、発表を迎えました。



結果から言うと、合格を頂きました。
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一日校、手続きは済ませたのですが、
3日の国立校、手続きは翌6日に
することになっています。

帰って娘に言うと、少々びっくりしたようで、
「受かっちゃったかぁ・・・。」

大口を叩きながら、やっぱり不安だったようで、
受かってみると迷いだしたようです。

親の世代では憧れの国立校。
もちろん今でも、進学実績が
1日校よりも良いのです。

オマケに学費の安さは言うまでもなく、
口にこそしませんでしたが、親として、
国立を選んでくれるといいなぁ、
と思ったのは本当です。

娘も5日の夜9時頃まで
いろいろ悩んでいましたが、
最後には大好きなサピの◯◯先生に
電話をかけて相談しました。

娘 「◯大附中とどっちに行ったら
いいかわかんなくなっちゃった」
先生 「行きたい方、楽しそうな方はどっちなの?」
娘 「◇◇女子、ずっと憧れてたし」
先生 「じゃ◇◇にすればいいでしょ」
娘 「・・・そうだね、そうする。」

先生、ありがとうございます。

娘に国立を押し付けるつもりは
ありませんでしたが、親の気持ちを察して
娘なりに悩んだのだと思います。

ダメ親よりも先生は娘の気持ちを
わかってくださったのですね。

そんな先生方に出会えたサピックスでの
生活は、娘にとって良い数年間でした。

5日の夜、1月の共学校と、
2日校の女子校にファクスで、
6日の朝、3日の国立校に電話で
辞退の連絡を入れさせていただきました。

こうして、娘の中学受験は終わりました。

これを書いているのは、
彼女の選んだ女子中の入学式前日です。
娘の選択が正しかったか
どうかはわかりませんが、
ご縁をいただいた学校で、充実した6年間を
過ごすように願っています。




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2014年04月11日



受験前から、決めていたこと。


<1> 志望順位

1日校が第一志望(都内の女子校)。
3日校が第二志望(都内の国立校)。
2日校が第三志望(都内の女子校)。
1月校が第四志望(埼玉県の共学校)。

ただし、1月校は遠距離。
この学校のみのご縁なら、
地元の公立中とどちらにするか、
その時点で、娘の気持ちを考える。



<2> 第一志望の再挑戦

1日校残念の場合、
3日間の受験が終わった後、もう一度挑戦。



<3> 安全第一

2日校(押さえとして受験の学校)に失敗の場合、
3日の国立校は辞め、安全を優先して
2日校の翌日、押え校3日入試を受験する。



・・・なので、第一志望の1日校から
合格をいただいたことで、
3日の国立校受験は欠席で良い
と考えていました。

(12月からではありましたが)
目標校に合格したことで、
受験は終了、のはずでした。


でも娘は夜に、
「明日も受ける」と言いました。

理由を聞くと、

「もちろん、今日受かった1日校に行く
気持ちに変わりはない。
でも、この学校(3日校)も、
ずっと目指して勉強してきたから、
受けたい」、

「この学校に受かれば
サピ〇〇校にに恩返しできる」、

なのだそうです。


3日校を第一志望とする方に申し訳ない、
という考えも、もちろんありました。


でも、「最後まで頑張る」と、
まだ気持ちを切らしていない
娘の意思を汲んで、
明日の国立校も受験させていただく
ことにしたのでした。




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2014年04月08日

一方、1日校の発表は、
ネット発表はなく、掲示のみです。


2日校の受験は父親と出かけましたので、
私は1日校の合格発表に向かいました。

家から1日校までは、
電車で約1時間。

娘が2日校の解答用紙に向き合う頃、
発表時間の少し前に
1日校の正門前に着きました。
もう保護者がたくさん待っています。

発表1分前に前へ進めました。
前方から歓声があがります。

校舎内の掲示のため狭く、
保護者がたくさんいてよく見えません。

少しずつ前に進み、
ようやく見えた掲示板には・・・




娘の番号がありました。

何度も見なおしても、ありました。



「良かった、良かった・・・
これで受験も終わり…
…良かった」

そう思って涙が出ました。


気持ちを落ち着かせた後・・・

事務室へ移動し、手続書類をいただき、
中を確認して、夫に連絡しました。


娘がこの結果を知るのは
2日校の試験が終わってから、
夫から聞くことになります。

それまでは、
1日校の手続き準備に
走り回りました。


銀行に行って入学金を準備し、
学校に戻って納入します。

そして・・・書類をよく読むと、
体操服などの採寸や、
用品の注文・購入を、
即、しなくてはならないようです。

試験で疲れていても、迎えに行って、
こちらの学校まで来ることになりました。




さて、2日校の試験を終えた娘、
出てくると、またまた低血糖で、


「頭が痺れた・・・」
といってぐったり。



さらに、1日校の結果を言おうとすると、

「どうせダメだったんでしょ?」

そこで2日校を出て少し行ったところで
夫が結果のメールを見せ、

”おめでとう”

と言ったそうです。


娘は一瞬立ち止まり、ぼーっとしたのち、
地団駄を踏むように足踏みしながら、
やったぁ、嬉しい!と喜んだようです。


その後、私とターミナルの駅で合流し、
笑顔で喜び合いました。
そして1日校へ行って
採寸・注文をしてから家へ戻りました。


1日校は娘の第一志望でしたから、
3日の国立校はもう受けなくて良い、
と思いましたし、娘もそう言われ、
嬉しそうに見えました。


実際、移動の道中も、帰ってからも、

うれしい・・・◯◯中に行けるんだ・・・
・・・ここに来れるんだね・・・

何度もつぶやいていました。


更に、夕方、
夫が2日校の掲示も見に行きました。

ありがたいことに、
こちらも合格をいただけました。

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これで結果としては「全勝」ということになります
(JGを最後に諦めてしまったのは別として)。

そして、長かった中学入試も、
無事終了、でした。



無事終了?



無事終了、の、はずでした。



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2014年04月05日

2日校は父親と出かけ、私は
1日校の発表に向かいます。


2日校は「押さえ」のつもりで出願。
実は、(例の資料によれば)
サピックス生があまり受験しない
学校のようです。


でもこの学校、校風が普通・堅実で、
出口実績(大学入試実績)が
入学偏差値に比べてかなり優秀。

夫婦では結構早い段階(6年5~6月頃)から
こちらの学校のご縁でもいい、という気持ちでした。


本人はJGを断念した後は1日校熱望で
ずっと頑張っていますから、2日校は
「落ちるわけがない」
ような事を言っています。


アンタは甘い!


…少々クセのある出題傾向の上、
過去問分析も不十分でしたから、私としては
そんなに甘くないと思っていました。


この日の先生の激励は3名。
SSで習ったことのある女性の先生が
来てくださったそうです。

そして親と別れ、娘は
受験生入口に入って行きました。



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2014年04月02日

2月1日、多くの都内受験生では、
第一志望の受験日です。
我が家にも2月1日の朝はやって来ました。

娘は少し緊張している様子ながら、
朝ごはんもしっかり食べ、
面接に備え、ブレザー、ブラウス、
チェックのスカートを着ていよいよ出発。

7時台、電車にはスーツ姿のお母さんと一緒に、
緊張した面持ちの小6生がたくさんいます。

娘は理社のコアプラス(サピックスの副読本)
を開きながら「私の学校に激励、
来てくれるのかなぁ」といっていました。

サピックスは開成・桜蔭などの最難関校を
目指す子どもが多く、2月1日はそちらに先生方が
行ってしまうのではと心配していたようです。

8時前に志望校に到着。校門の前には
1月校よりも更にたくさんの各塾の先生方。
サピックスの先生も10人ぐらい、
今回は所属の教室の先生も来てくださいました。

握手と激励を受け、流れで(?)私とも握手して
娘は校舎の中へ。

これから親は、待合室のホールで
試験終了まで待機し(外出しても良い)、
面接室の前で娘と合流するまで別行動です。

近所の喫茶店で本を読んでいましたが、
字は追うものの内容が入って来ません。

そのうち面接の準備をろくにしていない
ことに気づき、慌てて志望理由などを
頭のなかで反芻し始めました。

そうしているうち、試験終了時刻が近づきます。
ホールに戻って、間もなくグループ毎に誘導、
いよいよ面接の行われる部屋の前へ。

向こうから娘がやって来ました。
目が合うと何だか苦笑いしています。

髪型と身だしなみを整えると
中へ入る順番になりました。

入ると先生が笑顔で迎えてくださいます。
お母さんにそっくりですね、という、
なんともほんわかした雰囲気の中、
面接は始まりました。

内容は、娘へは試験の出来、
父親との関係、校則は厳しいかも
しれませんが大丈夫?というもの、
親には教育方針への理解などが
聞かれました。

あっという間に5分間経ち、面接は終わり、
ホッとしながら学校を出てきました。

娘は「疲れた~、また頭がしびれている、
甘いモノが食べたい」
と、1月校と同じことを言っています。

出来については聞きませんでしたが、
自分から
「国語、失敗した。最後の記述を書いている途中で
終わっちゃった!」と言い、
少々ショックだったようです。

自宅へ帰り、翌日の2日校受験と
1日校の発表に備えて家でケーキをつつきました。

さすがに疲れたようで、娘は9時には布団に入り
寝てしまいました。親はというと、
今日の結果が気になり、
なかなか寝付けないのでした



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